
こんにちは!
「今日も、ひなた暮らし。」の
こかげ(夫)とひなた(妻)です。
僕たちは二世帯平屋の注文住宅に暮らす夫婦です。
注文住宅に住んで実際に感じたことや、
家づくりで役立った情報を発信しています。
今回はC値0.3の高気密住宅に半年間住んでみた実体験を交えながら、高気密住宅の特徴やメリット・デメリットを分かりやすくご紹介します。
家づくりを検討している方の参考になれば嬉しいです。
※高断熱住宅については現在執筆中です。公開後はこちらからご覧いただけます。(内部リンク)
🌿この記事を読むと分かること
- 高気密住宅とは何か
- C値(気密性能)とは
- 高気密住宅のメリット・デメリット
- 高気密住宅に半年暮らして感じたリアルな感想
- 高気密住宅で後悔しないためのポイント
✏️こんな人におすすめ
- 高気密住宅について知りたい方
- 注文住宅を検討している方
- C値や気密性能について知りたい方
- 高気密住宅のメリット・デメリットを知りたい方
- 実際に住んでいる人の感想を参考にしたい方
- ハウスメーカー選びで後悔したくない方
高気密住宅とは?
高気密住宅とは、家の隙間をできるだけ少なくして、外の空気が出入りしにくいように設計された住宅のことです。

一般的な住宅では、窓やドア、壁のわずかな隙間から空気が出入りしています。しかし、高気密住宅はそうした隙間をできる限り減らすことで、計画的に換気を行いやすく、より快適な室内環境を保つことができます。

隙間が多い家だと外の空気が室内に入り込み、冷暖房効率が悪くなるだけではなく、外気の影響で室温にムラが生じると、結露やカビの原因になることがあります。
C値とは?
高気密住宅の性能を知るうえで欠かせないのが、
C値(相当隙間面積)です。
住宅にどれくらいの隙間があるのかを数値で表した指標で、数値が小さいほど気密性能が高い住宅とされています。
C値は住宅全体の隙間面積 ÷ 延床面積で求められます。
例えば、延床面積100㎡の住宅で、家全体の隙間面積が100㎠だった場合、
100㎠ ÷ 100㎡ = C値1,0㎠/㎡となります。

高気密住宅はどこも同じ?

高気密住宅なら、どの会社も同じくらい気密性が高いんですか?

実は、「高気密住宅」という名称には、国が定めた明確なC値の基準はなく、ハウスメーカーや工務店ごとに目標とするC値が異なります。

え!?そうなんですか?
「高気密住宅」といっても明確な基準はありません。
一般的にはC値1.0以下を高気密住宅の目安とする会社が多く、より気密性能にこだわる会社では0.5以下や0.3以下を目標にしている場合もあります。
| C値 | 気密性能の目安 |
|---|
| 5.0 | 隙間が多い |
| 2.0 | 一般的な住宅の目安 |
| 1.0以下 | 高気密住宅と呼ばれることが多い |
| 0.5以下 | 非常に高い気密性能 |
※表の数値は目安となります。

「高気密住宅」と説明していてもC値の測定や公表を行わない会社があるので注意してください。

「高気密住宅」という言葉だけで気密性が高いと判断しない方がいいということですね。

その通りです。よかったら、気密測定に立ち会ってみませんか?

ぜひ、お願いします!
気密測定の様子
僕たちは完成前に行われた我が家の気密測定に立ち会わせていただきました。
気密測定とは、専用の機械を使って家全体の隙間を測定し、どれくらい気密性が確保されているかを確認する検査です。

気密測定は家中の窓やドアをすべて閉め、このラッパのような機械で家の空気を外へ吸い出します。
すると、家の中の気圧が外よりも低くなり、外の空気が隙間から家の中へ入り込もうとします。
そのとき、一定の気圧差を保つためにどれくらい空気を吸い出し続ける必要があるかを測定することで、家全体の隙間の大きさがわかる仕組みです。
この測定によって、「高気密」と言われる家が、本当に高い気密性能を備えているかを数値で確認できます。

気密測定に立ち会わせていただくことで「高気密住宅」という言葉だけで判断するのではなく、実際の数値やどのような方法で性能を確認しているのかにも目を向けることが大切だと感じました。
我が家の性能(C値)
気密測定の結果、我が家のC値は0.3という結果になりました。
例えば、延床面積が約100㎡の住宅なら、C値0.3は家全体の隙間を集めても約30㎠ほどになります。
30㎠というと、おおよそ名刺1枚程度の大きさです。
つまり、家全体にある目に見えない隙間をすべて集めても、そのくらいしかないということになります。
※住宅の大きさによって、実際の隙間面積は変わります。
高気密住宅のメリット
ここからは高気密住宅のメリットについてお伝えします。
冷暖房効率が高まりやすい
高気密住宅は、家の隙間が少ないため、暖房や冷房で快適な温度になった空気が外へ逃げにくいという特徴があります。そのため、エアコンで調整した室温を維持しやすく、冷暖房効率の向上につながります。
※冷暖房効率は、断熱性能や窓の性能などによっても変わります。

我が家は子世帯が約26坪で、エアコン2台設置しています。
しかし、夏の暑い日でも基本的にはリビングの1台だけで快適に過ごせています。
隙間風が入りにくい
隙間の多い住宅では、窓やドアなどの隙間から外気が入り込み、冬場に「足元が寒い」と感じることがあります。
高気密住宅は隙間が少ないため、こうした隙間風を感じにくく、室内の温度を保ちやすいのが特徴です。

半年住んでいますが、冬でも『どこからか風が入ってくる』と感じたことはありませんでした。
計画換気が機能しやすい
高気密住宅は隙間が少ないからこそ、24時間換気システムが設計どおりに働きやすくなります。
必要な場所から新鮮な空気を取り入れ、汚れた空気を排出することで、室内の空気環境を維持しやすくなります。

換気システムは第一種換気を採用していますが、換気そのものを日常生活の中で意識する場面はほとんどありません。
それだけ自然に空気が入れ替わるよう設計されているのだと感じています。
外の騒音が伝わりにくい
気密性が高い住宅は、隙間が少ないため、外からの音が室内に入りにくくなる傾向があります。

我が家は大きな道路の近くに建っていますが、ダンプカーやバイクなど特に大きな音でない限り、普段は車の走行音が気になることはほとんどありません。
※防音性能は、窓や壁の仕様なども大きく影響します。
花粉や虫が入りにくい
高気密住宅では、窓やドアなどの隙間から花粉や小さな虫が入り込む量を抑えやすくなります。
ただし、窓や玄関の開閉の際に入ることはあるため、「まったく入らない」というわけではありません。

我が家はもともと畑だった土地に建っています。特に夏場は外でクモや蚊、小さな虫をよく見かけます。それでも半年住んでいますが、家の中で虫を見かけたことはほとんどありません。
高気密住宅のデメリット
高気密住宅は多くのメリットがある一方で、「住みにくいのでは?」「後悔することはないの?」といった声もあります。
ただし、その中には高気密住宅そのものが原因ではないものや、適切な設備や暮らし方で対策できるものも少なくありません。
高気密住宅でよく挙げられるデメリットと半年暮らして感じたリアルな感想をお伝えします。
空気がこもる
高気密住宅は隙間が少ないため、「空気がこもるのでは?」と心配されることがあります。
現在の高気密住宅は24時間換気システムを前提として設計されており、計画的に空気を入れ替える仕組みになっています。
我が家でも空気がこもると感じたことはありませんでした。
第一種換気システム「澄家」を採用しており、各部屋へ給気・排気のルートが計画されています。
そのため、普段の生活では不快感なく過ごせています。
乾燥しやすい
高気密住宅では、暖房を使用すると室内が乾燥しやすいと言われることがあります。
ただし、乾燥は暖房の種類や換気方式、住んでいる地域など、さまざまな要因が影響します。
冬は空気の乾燥を感じる日もありましたが、加湿器を使うことで快適に過ごせました。
また、洗濯物の室内干しや観葉植物も加湿に役立ったと感じています。
施工会社によって性能に差がある
高気密住宅とうたっていても、会社によって目標とするC値や施工方法は異なります。
また、気密測定を実施しない会社や、測定結果を公表しない会社もあります。
僕たちが依頼した工務店では、C値を公表していただき、気密測定にも立ち会わせてもらえました。
もし、事前にC値や気密測定の重要性を知らなければ、確認することもなかったと思います。
高気密住宅を検討する際は、気密測定を実施しているか、C値を公表しているかを事前に確認することをおすすめします。
高気密住宅で後悔しないためのポイント
最後に高気密住宅を検討する際に気を付けるポイントをご紹介します。
C値を確認する
繰り返しになりますが、高気密住宅を検討する際は、「高気密住宅」という言葉だけで判断しないことが大切です。
会社によって目標とする気密性能は異なるため、実際にC値を公表しているかを確認しましょう。
また、可能であれば気密測定を実施している会社を選ぶと安心です。
高気密だけでなく高断熱とのバランスも大切
高気密住宅は、隙間を少なくすることで住宅性能を高める考え方です。
しかし、断熱性能が十分でなければ、快適な住まいにはなりません。
家づくりでは、高気密と高断熱をセットで考えることが大切です。
換気システムも確認する
高気密住宅では、24時間換気システムが重要な役割を担います。
第一種・第三種など方式によって特徴が異なるため、住宅会社に説明を受け、自分たちの暮らしに合ったものを選びましょう。
実際に住んでいる人の話を参考にする
カタログや住宅会社のホームページだけでは、実際の住み心地までは分からないこともあります。
実際に住んでいる人のブログやSNSなども参考にしながら、自分たちの暮らしに合った住宅を選ぶことをおすすめします。
まとめ
高気密住宅とは、住宅の隙間をできるだけ少なくすることで、快適な室内環境を維持しやすくした住宅のことです。
気密性が高いことで、冷暖房効率の向上や隙間風の軽減、計画換気が機能しやすくなるなど、多くのメリットがあります。
一方で、「空気がこもる」「乾燥しやすい」といったデメリットが挙げられることもありますが、その多くは適切な換気設備や住まい方によって対策できるものです。
実際に、C値0.3の我が家では、半年間暮らしてみて空気がこもると感じたことはなく、夏場もエアコン1台で快適に過ごすことができています。
もちろん、住み心地は住宅性能や間取り、設備などによって変わります。
そのため、「高気密住宅」という言葉だけで判断するのではなく、C値や気密測定の有無、換気システムなどもあわせて確認することが大切です。
この記事が、高気密住宅を検討している方や、これから家づくりを始める方の参考になれば嬉しいです。



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